清末期~現代

清末期において中国という国自体が大きな転換期を迎えた。                     それから現代にいたるまで多くの中国人画家たちはその中で古典絵画の復興、欧米の美術との融合、中国社会に対峙することで得る表現法と様々な形で自分たちの美術を追い求めた。                      ここでは表現方法から彼らの軌跡をたどる。

古典絵画の復興を求めた画家たち
海上派

上海という一大商業都市を中心に活躍した芸術家たちで、外来文化と清中期に発展した金石学を尊び作品に積極的に取り入れることで今までにない新しい画風を確立した。海上派の中でも特に蒲華、虚谷、呉昌碩、任頤(任伯年)を海派四傑という。

蒲華 奇石四屏

虚谷 踏雪尋梅

呉昌碩 風壑雲泉図

任頤 仿呉鎮山水図軸

 

 

 

 

 

 

海上派に影響を受けた画家たち

呉昌碩に上海で出会い大きな影響を受けた潘天寿、呉大徴の孫である呉湖帆、藩天寿に招かれて浙江美術院で教鞭をとった陸儼少などが海上派に影響を受けた画家と言える。

藩天寿 霊岩澗一角図

呉湖帆 廬山東南五老峰図

陸儼少 蜀江煙雲図

 

 

京派

北京を中心として活躍した画家たちであり、北京は元・明・清三代の都であることから、集まった画家の多くは国粋色彩の濃厚な画風を特徴とし、「京派」と呼ばれるようになった。北京の芸術界では、主に伝統文化の精神をもとに個人の芸術表現と特質を深めることが強調された。このため、京派画家の作品は、一貫して伝統絵画の神髄を持ち続けているといえる。中でも斉白石、陳師曾(後述)、金城(後述)、于非闇、溥心畬、王雪濤(花鳥画の項目で後述)などが代表的。

斎白石 桃花源図

于非闇 山水

溥心畬 山水四屏